永遠に君を
「あれ?誰?」
それは伯父さんじゃなかったけど
笑顔のカワイイ男の子。
身長は私より低かったけど
髪の毛ふさふさの可愛らしい子で
なんだか憎めない感じの子だった。
年は、私と同じくらい。
「誰?じゃないでしょ。お客様なんだから!」
奥から伯父さんの声が聞こえた。
私は嬉しさと緊張が入り混じって
サングラスをかけててよかったと
思った。
「あ!そっかー!どうぞ!!」
男の子はニコニコしながら中に招き入れてくれた。
中に入るとなんかリゾート気分に
なるようなヤシの木やウッド調のカウンターテーブルや可愛い小物がたくさん置いてあった。
決して広い店内じゃない。
いや、むしろ狭い。
カウンターに3、4人とテーブルセットが2つしかなかった。
でも、アットホームで
叔父さんらしくてなんだか
嬉しかった。
「開いてるところに座って。」
奥から叔父さんが出てきた。