永遠に君を


「はっはい!!」

ちょっと声が裏返ったけど
開いてるテーブル席に座った。


「ご注文は?って言ってもコーヒーとビールとワイン、日本酒しかないけど。」

「じゃあ、ビールで。」

ほとんどお酒じゃん!
ってツッコミたくなったけど
それもまた叔父さんらしい。

「それにしてもこの店にお客さんいるの始めて見たよ。」

さっきの男の子はそう口を開いた。

「失礼しちゃうな~。たまには来るよ。」

そう笑いながら叔父さんは
ビールをくれた。

「どうぞ!」




私は意を決して叔父さんに会いに来たんだ。

言わなきゃ。


莉緒だよって!!
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