バッドエンドの終わり方
「……そんなにあたしが嫌い?」
「佳歩、なにいって・・・『あたしが嫌いだからこんなに冷たくするんでしょっ!!!』
いきなりさけんだあたしにお父さんは驚いている。
でも・・・もうどうでもいい。
いつもはひどく冷たく、怖くかんじられた父の存在が、いまだけは、あたしより弱いように感じた。
「あたしがっ・・・あたしが何したっていうのよ!!!!
あたし、いつもお父さんの言う通りにしてきたし文句だっていったことなかった!
それにお父さんに嫌われるようなこと一切してない!
なのに…なのになんで…っ!
あたしばっかりこんな嫌な目にあわなきゃなんないの!?」