バッドエンドの終わり方


悠斗からのメール内容を見て思わず笑ってしまった。



そういえば、あたしたちってお互いのこと全然しらないんだっけ…



佐倉佳歩としての高橋悠斗はたくさん知ってる。


でも、サクラとしての高橋悠斗についてはまだまだ全然しらないことばかり。


それに、考えたくはないけど…



悠斗からすれば、あたしは顔も本名も知らない人。


性別すらわからなくたっておかしくない。



これからは、ネット友達として…


少しずつ、お互いのことをしっていけたらな、なんて思いながらもあたしは次のメールを作成する。


< 128 / 518 >

この作品をシェア

pagetop