バッドエンドの終わり方


でもだからといってダイレクトメールをしてまで話すこともないと言われれば確かにない。


でも以前のあたしとは違って今のあたしには悠斗のネット友達という肩書きがあるわけで…


うじうじしながら先程いれてきたばかりのミルクティーを飲む。


「あちっ…」


予想以上に熱かったミルクティーに熱いものには弱いあたしの猫舌が刺激される。


とりあえず冷めるまで待とうと思ったあたしはミルクティーを机の上におく。


ーーーーすると



「あっ!」



マウスに肘が当たってそのまま左クリック。


そしてここで運の尽き。



「送信ボタン…おしちゃってる!」


キャンセルボタンを押そうとした時にはもうメール送信完了の文字が表示された頃だった。







< 140 / 518 >

この作品をシェア

pagetop