バッドエンドの終わり方
”――――――返信、待ってる*”
ずっと、この言葉が欲しかった・・・
佳歩としてじゃなくてもいい、
サクラとしてでもよかったから、どうしてもこの言葉が欲しくて欲しくてたまらなかった。
どうして・・・悠斗はいつもあたしのほしい言葉をくれるのだろう。
小さい頃からずっとそう。
悠斗は、あたしが言って欲しい言葉をいつもあたしに言ってくれた。
その言葉達に、あたしはどれだけ救われてきたかわからない。
でも、あの頃のあたしはそれが当たり前に感じちゃって、
全然、気づけなかった。
━━━━悠斗を、どれだけ愛していたのかを・・・