バッドエンドの終わり方



あたしはそう言うと、また前を見た。


『俺も。


つーか、そこ、俺の特等席。』


そう言って彼は、ヒョイと堤防を登るとあたしの横に腰掛けた。


隣に座った彼の横顔を眺める。


よく見ると、とても整った顔立ちをしている。


もしかすると、奏人よりカッコいいかもしれない。


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