バッドエンドの終わり方
この女子の量…
もしかしたら奏人よりも多いかも…
…というか、さっきから女子のみなさんの視線が痛いんですけど…
1人冷や冷やしているとそんなあたしに気づいたのか優叶があたしの手をとった。
「とりあえず、場所かえるか」
そういって優叶が連れてこられた場所は今はもう使われていない旧音楽室だった。
確かにここなら誰も来る心配はない…と思う。
さっきの女子軍をみるとそれを断言できないのが怖い。
でも…それより
「あの…もう手、離してもらってもいい、かな?」
さっきからずっと繋がりっぱなしの手。
こんな状況で、ドキドキしないわけがない。