郵便局と私【高校編】
N中さんは、それはそれは優しかった。

素敵スマイルで私を魅了し、一つの棚が終わる度に新しいのを持ってきてくれた。

(年賀状は数が多い為、特別に用意された移動できる棚に入れていた)

そして、並べる順番を書いたカードも棚の中の年賀状の束の間にわざわざ差し込んでくれた。

(カードは普通配達員の机の棚の中にありそれを探し出し区分する)

そのお陰でスムーズに進む作業。

そして、優しいN中さんは、私に問いかけた。
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