好き過ぎて辛い 上
「ちょっと陽菜!」

「ん?」

「何ひとりでニヤニヤしてんのよ」

それは悠菜とまた同じクラスだから。
ふふっ…嬉しい

「秘密!」

「陽菜、変なの~」

そんなことを言いながら私達は教室に着いた。

「ふぅ~。やっと座れた~」

私が席につくと鞄を自分の机の上に置いた悠菜が私の席までやって来た。

悠菜と喋ってると、クラスのみんながやけに私達の方を見てくる。

なんだろ…

私の顔に何か付いてる?

本当になんだろ…。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop