光 (ver.2005)
第2夜・高山碧吏(1)
12月8日
ほぼ一日中寝ていた。
昨日の夜、アキラと待ち合わせ、日付が変わる頃まで二人で飲んで騒いで、その後アキラの家で飲みなおして、朝方に寝た。
これを書いている隣で、アキラはまだ寝息を立てている。
今日はバイトはないのだろうか。
じっとアキラの寝顔を眺める。キレイな顔だと思う。
お世辞でもなんでもなく本当に美形だと思う。
アキラは頭も性格も悪いけど、容姿だけは不自然なほどに優れている。
彼氏になんか絶対したくはないが、傍に居て欲しいと思う。
できるだけ、綺麗なものに囲まれて過ごしていたい。
あの男からメールがきている。今日は5通。どれもこれもくだらない内容のものばかり。
毎日毎日くだらないメールを読まされるこちらの気持ちを考えたことがあるのだろうか。
昨日、アキラがトイレに立った隙に、あの男に電話した。もう連絡するなと伝えるためだ。
一回デートしたくらいで、彼氏ヅラされても困るし。
これまでも再三どころか再四、再五繰り返し言っているのだが、全く取り合う様子がない。
昨日もそうだった。会話にすらならなかった。
あの男の何が気に食わないのかちょっと考えてみる。
まず、服のセンスが悪い。あと媚びへつらうような言葉遣いも気に食わない。
そして何より不細工だ。
私と釣合おうとする事のアンバランスさにあの男は気づいていないのか。
感性の鈍さに腹が立つ。
今、ユウジからメールが来た。これからタカコの家で鍋をするとのこと。
今週末までにアップしなくてはいけない原稿の資料も買わなきゃだし、アキラはこのまま放って置いていったん家に帰ろう。
ついでにマフラーも買ってからタカコの家に行こう。
シャワーも浴びたい。
アキラの家のお風呂は汚いから使いたくない。
寒い。
とりあえず服を着よう。
どういう風に脱いだものか、下着が見当たらない。
探さなきゃ。
困った。
ほぼ一日中寝ていた。
昨日の夜、アキラと待ち合わせ、日付が変わる頃まで二人で飲んで騒いで、その後アキラの家で飲みなおして、朝方に寝た。
これを書いている隣で、アキラはまだ寝息を立てている。
今日はバイトはないのだろうか。
じっとアキラの寝顔を眺める。キレイな顔だと思う。
お世辞でもなんでもなく本当に美形だと思う。
アキラは頭も性格も悪いけど、容姿だけは不自然なほどに優れている。
彼氏になんか絶対したくはないが、傍に居て欲しいと思う。
できるだけ、綺麗なものに囲まれて過ごしていたい。
あの男からメールがきている。今日は5通。どれもこれもくだらない内容のものばかり。
毎日毎日くだらないメールを読まされるこちらの気持ちを考えたことがあるのだろうか。
昨日、アキラがトイレに立った隙に、あの男に電話した。もう連絡するなと伝えるためだ。
一回デートしたくらいで、彼氏ヅラされても困るし。
これまでも再三どころか再四、再五繰り返し言っているのだが、全く取り合う様子がない。
昨日もそうだった。会話にすらならなかった。
あの男の何が気に食わないのかちょっと考えてみる。
まず、服のセンスが悪い。あと媚びへつらうような言葉遣いも気に食わない。
そして何より不細工だ。
私と釣合おうとする事のアンバランスさにあの男は気づいていないのか。
感性の鈍さに腹が立つ。
今、ユウジからメールが来た。これからタカコの家で鍋をするとのこと。
今週末までにアップしなくてはいけない原稿の資料も買わなきゃだし、アキラはこのまま放って置いていったん家に帰ろう。
ついでにマフラーも買ってからタカコの家に行こう。
シャワーも浴びたい。
アキラの家のお風呂は汚いから使いたくない。
寒い。
とりあえず服を着よう。
どういう風に脱いだものか、下着が見当たらない。
探さなきゃ。
困った。