落ちこぼれプリンセス
「苦手な科目の勉強と、こっちの世界の勉強、それから魔法の練習もこれから毎日それぞれ1時間ずつやらせるから。」

「ええぇぇぇぇ!!!」

私が情けない声をあげると、よりコワ~イ顔になったまさみが
「努力はすればするだけ自信になるの。」

つまり、私の努力不足なのね…。

日々努力してきたまさみの言葉は重くて、
「…分かった。私も、もっと頑張ってみるよ!」

「私が付きっきりで面倒みるから、安心してね♪」

満面の笑みでの言葉に、私は寒気がした。
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