罪線〜an imitation〜
チヒロが捕まって以来、俺は自分の中に芽生えた温かい気持ちを捨て去り、ただ平岡の命令の為に生きる機械となった。


もう俺は人間じゃない。


自分の意思とは関係なく、ただ息をし続けるだけのロボットになったんだ。


いつか、チヒロを助けるまでは……。


< 104 / 161 >

この作品をシェア

pagetop