罪線〜an imitation〜
「ミカが可哀相?なんでだよ」


「だって、橋浦は懇親的な程お前に寄り添っててだぞ?お前がそれじゃあ……なぁ?」


寄り添ってる?付き纏ってるの間違いだろ。そんな事、俺は頼んでもいないし、望んでない。


「無関心……読んで字の如くだな。関心が無い。ホント日本語って上手く出来てるよ。ま、何かあれば俺に連絡入れるだろ。心配ないさ」


「相変わらず冷たい奴だな。そのうちフラれるぞ?」


そう言うと彼は、ブツブツぼやきながら席に戻って行った。


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