罪線〜an imitation〜
トゥルルルルル……トゥルルルルル……


『……もしもし』


「あ!もしもしケンジ?今からゲーセン来なよ!やっぱ金だけもらって、一人でやるのって気が引けてさぁ……なっ?来いよ!」


『……あぁ』


ラッキー。


「んじゃ待ってっから!」


ふぅ、金はなんとかなったな。

ハッキリ言って、完全な金づるだよ。ケンジくん。

もちろん悪いとは思ってる。でも俺の彼女、ユウカの為だ。

ちょっとだけ犠牲になってくれよ。


どうせ金はあるんだろ?


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