罪線〜an imitation〜
愛を持った獣
−−俺は……

一人の女を愛していた……

名前は知らない。

出会いは単純。

大好きなパチンコ屋で、限られた時間を過ごしていた時の事だ。


俺が出して出して、出しまくってる時、そいつは隣で、今にも死にそうな顔をしてた。

勿論、その時は全くの見ず知らず。

……俺は冷たいヤツなんだ。そんな状況に置かれてる女がブサイクだろうが、可愛かろうが、全く興味がねぇ。


が、その時だけは違った。


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