罪線〜an imitation〜
全くの丸腰で来た俺と宮内に対して、平岡は、人質という盾を用意していた。

元々、人に恨まれる様な事をしてきた俺達三人。

この事件の首謀者は、俺らを一網打尽にして、恨みを晴らしてやろうとしてたんだろうな。

よくこんな事を考え付いたもんだ。

が、平岡はその上を行っていた。

結局は返り討ちってワケ。

俺らを嵌めようとしていたのは、宮内が人質に取っていた女。

平岡と俺が監禁していた女二人もグルだったんだが、その二人はそのまま人質として使い

首謀者の女は

逆上した俺達の手に掛かった。


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