姐御な私と無口なアイツ。
とりあえず褒められるのが苦手な私は手を振って否定するわけなんだけど。
二人とも彼氏がいて、私は普段からその相談に乗っている。
「てかさー、たまには麻奈の恋話も聞きたいよね」
ニヤニヤしながら言われて、私は言葉を詰まらせた。
私の恋話……!?
急に何を言い出すのかと思えばそんな爆弾発言をする有紀にぎょっとしながら、早口でまくしたて勢いよく否定する。
「ないないないないない!話せるような面白いことなんてないってば!」
……そう、ないんです。
二人に偉そうにアドバイスしているのにも関わらず、私自身の恋愛経験は0。
……生まれてこの方、17年間、彼氏は愚か、告白したこと、されたこと共にない。
二人とも彼氏がいて、私は普段からその相談に乗っている。
「てかさー、たまには麻奈の恋話も聞きたいよね」
ニヤニヤしながら言われて、私は言葉を詰まらせた。
私の恋話……!?
急に何を言い出すのかと思えばそんな爆弾発言をする有紀にぎょっとしながら、早口でまくしたて勢いよく否定する。
「ないないないないない!話せるような面白いことなんてないってば!」
……そう、ないんです。
二人に偉そうにアドバイスしているのにも関わらず、私自身の恋愛経験は0。
……生まれてこの方、17年間、彼氏は愚か、告白したこと、されたこと共にない。