大人な彼氏と子供な彼女
「いい天気…」
外はとても日差しが強くポカポカしていた。
午前8時。
学校へ向かう高校生の集団や駅へと走るサラリーマン。
そんな中歩いてる私。
赤月美羅。15歳 高校1年生。
高校1年生だけど高校もまともに行ってないクズ。
毎日朝帰りで家にもろくに帰っていない。
今を自由に生きすぎている私。
昔からなににも縛られたくない性格。
指図されるのも嫌い。
自分が思ったことを納得行くまでやる。
でもめんどくさいのは嫌い。
親も嫌い…。
母親がいなくて父親だけ。
妹がいたけど母親に連れてかれて、今は父親の実家で祖父母と母親が違う兄と住んでいる。
みんな仲が悪くいつも喧嘩し合ってる。
もめることはいつもお金のこと。
口を開けばお金の話。
聞いてるこっちが嫌になってくる。
そんな環境の中育ったのが私。
家にいたくないから居場所を求めてふらふらしている。
ご飯食べさしてくれて泊まらせてくれるなら誰とだって寝る。
そんなこと繰り返してる毎日。
別に嫌いじゃない。
でも楽しくもなんともない。
ただただ平凡に生きてるだけ。