301号室、302号室、303号室
自分の、見慣れたベットを前に、違和感を覚える。
・・・・・ん?
布団、膨らんでないか・・・?
まるで誰かが、くるまってるような形になっている。
いや、でも
ないないない!
僕は一人暮らしだし。
うん、有り得ない。
きっとたまたま、そんな形になっているだけだ。
大丈夫、大丈夫
と自分に言い聞かせていると・・・
ごそっ
・・・・あれ?
いま・・・・
動いた、よな?
まさか・・・そんなはずはない。
見間違いだ。きっとそうだ。
一先ず確認してみよう。
寒いし、早く横にもなりたい。
恐る恐る、布団の端を指先で摘まみ、
そして、意を決し、持ち上げてみると・・・・
え・・・・・!?
・・・・女!?
そこには、下着姿の女が寝ていた。