Eメール
…なんだ?今の?

どこかで見たことあるぞ?

クマ…車…。ひかれる…。


『霧島純也は過去の自分を思い出していたっ!!ああっ!?そこにある真実に気づいてしまう己が過ちをぉぉ!!!』



そうだ!!八年前…。俺がムショ送りになる前…確か、時間は17時53分!!散々ポリに聞かれたから正確に覚えてるぞ!

あの時、俺はダチと遊んでて…その帰りだった。

今でも覚えてるぜ。新しく買ったばかりの車で帰っててよぉ…ちょっと浮かれてたんだ。

気が付けばクマのヌイグルミ持ってたアイツが立ってて…。
ゴンッと鈍い音がした後にフロントガラスに当たって、バリバリッ!って割れそうな音がして…ヒビだらけになってブレーキを踏んだ。

運転席から見ても
分かるくらい車はヘコんでた。
ガラスもヒビだらけになって最悪な気分だった。
バックミラーに映るあいつはピクリとも動かない。

本当なら修理代を請求したかったが、流石に俺はその場から逃げた。



…咲嶋真琴!!

あの女かぁ…。思い出したぞ。

携帯が震える。新着メッセージだ。

『その部屋から出てはいけない。』
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