Eメール
考えの読めない変な動きが少し不気味にも見えた。

「おぢさんだぁれ゛?」

ろれつの回らないそれが異様さを増す。

俺は…からかわれているのか?

「し…しらばっくれんじゃねぇぞぉ…コラァ!」

襟を握ろうと…ほんの少し…。


本当にほんの少し。人差し指の先が体に触れただけだった。


バチン!と音が鳴り手の甲に鋭い痛みを感じた。


「この…。」
「嫌あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あいえああぁあぁああぁあぅあぇ゛あぁああああいああぁあぁああああぇぇぇぉああぁぁぁぁーーーーーっ!!!!!!!!?ごべんなざい!!ごめんだざい!!ごめんなざい!!許じでくだざい!!ああ゛!!おがぁぁざーん!!お…おかぁおえぇぇぇーーーっ!!?」


聞き取りにくい奇声を発した後にマコトはボトボトと嘔吐した。

辺りにツンとした臭いが充満する。

「この子は心に深い傷を負っているんです!すみません!少し出ていってください!怯えています!」

「ふ…ふざけんなっ!!?そいつが携帯使って挑発してきたんだろうが!!?」

「携帯…?真琴ちゃんは携帯は使えません。ほら、出てってください!」


…え?
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