天才!Doctorはお父さん!
《梨々華SIDE》

悠斗「さっきよりは、下がってるけど、まだ、高いから、点滴するな。」

梨々華「うー。」

私は、目に涙をためて、悠くんに訴える。

悠斗「そんな顔されても、無理だから。」

梨々華「痛くしないで。」

悠斗「はいはい。梨々が動かなければ、痛くないから。」

私は、腕を動かさないように我慢する。

悠斗「少し、チクっとするな?でも、すぐ、よくなるからな。」

チクっ!

梨々華「痛っ!」

悠斗「はい。終わった。しばらくの間は、俺、ここにいるから。悠梨は父さんが見てくれてる。」

梨々華「えっ?今日、勇大先生来てるの?」

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