天才!Doctorはお父さん!
《悠梨SIDE》

目を覚ますと…白い天井に不安そうな顔をしているママの姿があった。

梨々華「悠梨ちゃん。目が覚めたかしら?」

あまりにも体が痛くて、喉も痛かったから、瞬きで合図した。

梨々華「悠梨ちゃん。少し辛いね?すぐ、悠くん呼ぶからね。」

と言って、ママは、院内用の携帯電話でパパを呼び出していた。


ママが電話をしてから、少したって、パパがきた。


悠斗「悠梨。大丈夫か?」

パパの問いかけにかすかに首を横に振る。

悠斗「少し、診察させてな。」

パパは、悠梨の服の中に聴診器を入れた。


梨々華「悠くん。どうだった?」

悠斗「心臓病の発作で倒れたんだろうな。」

梨々華「悠くん、悠梨ちゃんは、大丈夫なのよね?」

悠斗「手術をすればな。」

梨々華「そっか……。」

ママ…そんなに落ち込まないでよ。

悠梨が悲しくなっちゃうよ。


< 64 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop