天才!Doctorはお父さん!
《悠斗SIDE》

心臓病の手術をするには、まだ、悠梨には、リスクが大きすぎる。

でも、これ以上、悠梨と梨々を苦しめるわけには、いかない。

悠梨「のどがぃだぃ。」

悠斗「悠梨。少し、口開けてな。」


悠梨の喉は真っ赤に腫れ上がっていた。

悠斗「悠梨。少し、熱、計ろうか。」

俺は、悠梨に体温計を渡す。


ピピー

悠斗「39か。高いな。悠梨、点滴するから、少しチクッとするよ。」

悠梨「ぅっ。」

梨々華「悠梨ちゃん、偉いね。痛かったよね。」

梨々は、悠梨の頭を優しく撫でている。

悠斗「梨々。俺、午後の外来終わらせたから、梨々は、少し休め。」

梨々華「大丈夫よ。悠梨ちゃんが寝た後にでも、休むことはできるから。」

悠斗「無理、すんなよ。」

梨々華「わかってるよ。」

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