天才！Doctorは旦那さん！

熱あんのかな？

悠くんの言葉が耳に入ってこないし、怠いし、体重いし…。

梨々華「ゲッホゴッホゲッホゴッホゲッホゴッホ。」

喘息の発作が治まったっと思ったのに、咳はやっぱり治ってなくて。

悠斗「梨々。少し、診察させてな。」

悠くんの診察はいつも以上に長かった。


梨々華「悠くん？私、再発してるの？」

悠斗「再発ではないよ。心臓病は治ったけど、喘息は治ってないんだ。」

梨々華「なんだ。びっくりした。」

悠斗「で、梨々はいつから、体調が悪かったんだ？」

梨々華「わかんないけど、今日はなんか疲れてたから早く寝たら、こうなった。」

悠斗「そうか。聴診だけだと、あんまりわかんなかった。悪かったな。梨々の体調に気付いてやれなくて。」

梨々華「大丈夫だよ。今、こうやって、気づいてくれたから。」