天才!Doctorは旦那さん!
《午後の診察》
《悠斗SIDE》
梨々華「次の方、どうぞ。」
患者「はい。失礼します。」
入って来た、患者は、見覚えがあり、俺は、カルテの名前のところを見た。
それは、紛れもなく、小学校、中学校が同じで、小学四年生の時に、梨々を突き飛ばし、発作に襲わせたやつだった。
悠斗「馬門さん。どこが具合悪いですか?」
馬門「喉が痛いのと、頭がガンガンします。」
結構、辛いみたいでぐったりしている。
いつもだったら、患者さんに心配する、梨々もそんな要素を一切見せない。
まあ、馬門は、空が生死の境をさまよった原因でも、あるから。
悠斗「梨々。点滴。用意して。」
俺が言うと、梨々はもうすでに準備をしてたみたいで、一切の笑顔を見せず、俺に、点滴を渡してきた。
はっきり言って、梨々のこの態度は、いつもみている俺ですら、怖く、馬門も震えていた。