あんなに仲良しだったのに
時間が経つに連れて状況を理解した。
凜は私が庇ってつまんないから、私をターゲットに変えたんだ。
やっと、あのサンドイッチ状態から抜け出せたんだ…
少し、気分は楽になっていた。
でも、私は凜に『見捨てられたんだ』と思うと泣いてしまいそうだった。
それからは毎日1人だった。
先輩は気づいていた。
凜がターゲットだったときから。
でも誰も助けてくれない。
分かっていた。
そんなこと。
誰だって自分が可愛いんだから。
実際自分だって、1回凜を見捨てかけた。