あんなに仲良しだったのに
第2章 学校生活
<月曜日>
いつも通り…とは言えない学校生活が始まった。
私のクラスは陸上部員が1人だった。
心のどこかで、「よかった」って思っている自分がいた。
凜は…もう1人陸上部員がいるクラスだった。
もともとは、仲の良かった つくしと同じクラスだった。
今の2人は…一言も言葉を交わさない。
いや、つくしが無視しているから。
私は、つくしが分からない。
なんで、もともと友達だった凜を無視するのか分からない。
なんで?
私は、つくしに聞いた。