シュガーレスガール
プロローグ
沈みかかっている夕陽が差し込む薄暗い部屋。
「 幸せに永遠はないの 」
と彼女はさびしげにそう言ってほほ笑んだ。
どんなに俺が彼女のことを想っていても、
どんなに俺が彼女に愛を叫んでも、
もう一生、彼女には届かない。届くことはない。
この世界のどこかに神様がいるのならどうか、
どうかもう一度だけ…俺にチャンスをください。