シュガーレスガール
「 薫くーん、こっち来てー 」
そんなことを考えてその場に突っ立っていると
ふと緋依子さんが俺の方を振り返り、俺を呼ぶ。
テーブルに近づいていくと、緋依子さんの後ろでは
七瀬さんが何やら意味ありげな笑みを浮かべている。
「 …なんですか 」
「 不機嫌そうだなー、どした? 」
なんて言いながら七瀬さんはニヤニヤ。
「 薫くん呼んだので、あたしはこれで 」
そう言って、緋依子さんは軽く一礼して席を外した。
そして自動的に七瀬さんと俺のツーショットになる。
「 …薫、お前 惚れてんだろ? 」
「 っ!? 」
何を言うかと思えば。唐突にいきなりソレ。
七瀬さんは まあこっち来て座れよ、なんて言って
仕事中の俺を無理やり自分の正面に座らせた。
「 で?どうなんだよ 」
「 どうって… 」
「 まあ、可愛いよな。ひーちゃん 」
「 ひ、ひーちゃ…っ!? 」
思いっきり動揺する俺を見てケラケラ笑う七瀬さん。
冗談だよ、と付け足すところは大人の余裕が見える。
「 応援してやらんでもねえよ? 」
「 七瀬さんの助けは借りません 」
ピシャリと言い放って席を立ち厨房へと歩き出す。
「 あっれー?いいのかなあ? 」
後ろからまた声が聞こえたが、言葉を返す気も起きなかった。
そんなことを考えてその場に突っ立っていると
ふと緋依子さんが俺の方を振り返り、俺を呼ぶ。
テーブルに近づいていくと、緋依子さんの後ろでは
七瀬さんが何やら意味ありげな笑みを浮かべている。
「 …なんですか 」
「 不機嫌そうだなー、どした? 」
なんて言いながら七瀬さんはニヤニヤ。
「 薫くん呼んだので、あたしはこれで 」
そう言って、緋依子さんは軽く一礼して席を外した。
そして自動的に七瀬さんと俺のツーショットになる。
「 …薫、お前 惚れてんだろ? 」
「 っ!? 」
何を言うかと思えば。唐突にいきなりソレ。
七瀬さんは まあこっち来て座れよ、なんて言って
仕事中の俺を無理やり自分の正面に座らせた。
「 で?どうなんだよ 」
「 どうって… 」
「 まあ、可愛いよな。ひーちゃん 」
「 ひ、ひーちゃ…っ!? 」
思いっきり動揺する俺を見てケラケラ笑う七瀬さん。
冗談だよ、と付け足すところは大人の余裕が見える。
「 応援してやらんでもねえよ? 」
「 七瀬さんの助けは借りません 」
ピシャリと言い放って席を立ち厨房へと歩き出す。
「 あっれー?いいのかなあ? 」
後ろからまた声が聞こえたが、言葉を返す気も起きなかった。