無情な少女とイケメン転校生
第一章
転校生がやって来た
ピピピピ
目覚まし時計の音がする。
だが、その音が、
ピピ・・・
急に止まった。
何だと思って、身体を動かそうとしたら――動かない。
恐る恐る、目を開けると・・・
「―おはよ、しーずく」
気づいたら、
ドカッ!
蹴飛ばしていた。
「いてぇ!酷くないか雫!?せっかく起こしに来たのに!!」
「起こしに来たんじゃなくて、朝ご飯を食べに来たんでしょ?いい加減、自分で作りなさいよ」
「男は料理なんてしないの!」
「そんな男はモテないよ」
「現実を見ろ!現実!俺はモテてるの!」
うるさいやつを無視して、階段を下りる。
そしたらやつも付いてきた。
「雫、従兄弟に対してひどくない?態度を変えようぜ?」
「変える気はさらさらない」
「冷たい・・・」
こいつは、私の従兄弟にして隣に住んでいる男、月野荘介。
毎日のように人の家に来て、ご飯を食べて帰る。
はっきり言って迷惑だ。
ため息をついても仕方がないのだが、つかずにはいられない。
目覚まし時計の音がする。
だが、その音が、
ピピ・・・
急に止まった。
何だと思って、身体を動かそうとしたら――動かない。
恐る恐る、目を開けると・・・
「―おはよ、しーずく」
気づいたら、
ドカッ!
蹴飛ばしていた。
「いてぇ!酷くないか雫!?せっかく起こしに来たのに!!」
「起こしに来たんじゃなくて、朝ご飯を食べに来たんでしょ?いい加減、自分で作りなさいよ」
「男は料理なんてしないの!」
「そんな男はモテないよ」
「現実を見ろ!現実!俺はモテてるの!」
うるさいやつを無視して、階段を下りる。
そしたらやつも付いてきた。
「雫、従兄弟に対してひどくない?態度を変えようぜ?」
「変える気はさらさらない」
「冷たい・・・」
こいつは、私の従兄弟にして隣に住んでいる男、月野荘介。
毎日のように人の家に来て、ご飯を食べて帰る。
はっきり言って迷惑だ。
ため息をついても仕方がないのだが、つかずにはいられない。