運命という名の恋
「いい気持ち...」
私はこの学園の中にある
庭に寝転んでいた。
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「...おぃ」
ん...誰??
あれ...私寝ちゃってたんだ。
「おぃ」
「すいません!!」
「起きていきなり謝るのか(笑)
ククッ...面白いな
お前、名前は?」
「舞花...朝霧舞花」
「舞花、ね」
「あなたは??」
「俺??俺は柊葉月(ひいらぎはづき)」
「葉月様」
この学園は基本、女は男に、
先輩や目上の人には様付けだ。
「いつもお昼寝してるんですか??」
「おぅ、ここは俺の領域だ
なんかお前気に入ったから特別な」
特別、てゆのが嬉しくて
毎日ここへ来た。
来る日も来る日も。
そして運命の日が近づく。