運命という名の恋

「はぁはぁっ…
 ただいまもどりました!!」

「おーおかえりーって
 どしたん、そんな顔真っ赤にして」

「な、なんでもないですよ!!?」

「そしてなぜ敬語に戻った!?」

「…怪しい
 ん、これ…」

「つ、司くん!?」

突然、クンクンと匂いを嗅ぎだす。

「…蒼月の匂いがする」

な、な、なんでバレ!???

「なんでばれたのーって
 顔にかいてあるよ」

「に、匂いでなんでわかるの?」

「この匂いは…
 蒼月くんの愛用香水の匂い」

????

「いや、司のやつな
 ドジやけん…」

「蒼月の新品の愛用香水を
 頭からかぶったことあるんだ(笑)」

「匂い覚えてる…」

そんな…
香水かぶるなんて聞いたことない(笑)

「って唯無は蒼月に
 なにされたのかな~??」

駆くんがニヤニヤしながら
聞いてくる。
おみとおしのようだ。

「別に!!」

「蒼月も手だすん早いなぁ(笑)」

いや笑いごとじゃないんです…
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