運命という名の恋

 【蒼月side】

「ふんっ…
 大したやつだぜ」

あいつのことは
覚えていた。
でも目の前にいるってことを
体に刻みつけたかったから
名前をきいた。

「ずいぶんと楽しそうだな」

「そーか??」

「うん、あの子といるとき
 顔が優しかったぞ」

「自分ではわかんねー」

「気に入ったのか??」

「ん??」

「あの子のこと」

「あぁ…」

「私も…がんばる」

「おぅ」

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