運命という名の恋
「ここかな」
そう思い扉をあけた矢先
脱衣所が広かった。
服を脱いでいると
目の前に広がる大きな鏡に
姿が映し出されていた。
そこまでスタイルはよくない。
そう思った。
ここは豪邸なので
一応タオルを巻いて
お風呂に入ろうとした。
お風呂へつながる扉を開けた矢先
目に飛び込んできたのは――――
「えぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!」
「どした!?」
勢いよく脱衣所に入ってきた
――――――蒼月。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
「おわっ!?」
「出ていって!!」
「なにがあった!?」
「なんでもない!!
お風呂が…大きくて!!
そんなけだから!!」
私は何も言わさずに
脱衣所から追い出した。