運命という名の恋
「ふぅー…」
なんなのここは。
「温泉!?!?」
おっきいお風呂と露天風呂。
風邪ひくなとはこうゆうことですか
蒼月様。はい。
全然小さくないし。
むしろ大きい。
「大丈夫かなぁ、私」
私の幸せを願ってくれて
笑顔で送り出してくれた
憧れの母・舞花様。
不器用だけどお母さんが大好きな
優しい父・樹様。
関西弁が混じった口調で
場を明るくさせてくれる
ムードメーカー・千里くん。
可愛い顔をしてるけど
素直で、時には男らしい
一面も持つ・駆くん。
普段は無口で
年下なのにしっかりしてて
頼れる少年・司くん。
そして――――――。
昔とは雰囲気が変わっていて
不良っぽいけど優しい
私の婚約者・蒼月。
今日の出来事を思い出しながら
お風呂に浸かっていた。