運命という名の恋
「蒼月~…でたよー」
「おぅ、じゃー入ってくるな」
「いってらっしゃい
あ…!!蒼月!!」
お風呂へ向かう蒼月を呼び止めた。
寝室どこか聞いてない…
てゆか今更、寝室どこって聞くの
ちょっと恥ずかしい…
あーぁぁ!!でもー…ぅー…
「なんでそんなあたふたしてる?(笑)」
「あのさ…し、寝室ってどこ??」
蒼月は一瞬目を真ん丸に
していたかと思うと、
ニヤッとして私を見て、
お腹を抱えてケラケラ笑い出した。
「そんなことで…
腹痛ぇ…(笑)」
「そんな涙目にならなくても
いいじゃない!!」
「いやもう(笑)
最高だ」
「むー」
「そんな顔するなって(笑)
寝室は奥にあるぜ」
そういって指差されたのは
私が今いる1階の奥。
「ありがと!!」
「寝るのか??」
「ちょっと眠くなっちゃって」
「じゃー、ゆっくり休めよ
おやすみ」
雰囲気優しくなったなぁ…
って思いつつ私も返した。
「おやすみ
……ひゃぁっ!!」
チュッ。
そのリップ音と共にキスが
おでこに落ちてきた。
「なにすんのよ
このキス魔!!」
「いい反応
じゃーな(笑)」
私は、くるりと背を向けて
寝室に向かった。