運命という名の恋

「なんなの本当ー」

「蒼月のばかーっ!!」

寝室に入ってしばらくして
私は叫んだ。

寝室は思ってた通り
広かった。
てゆうかここすごい。
ベランダ…広い。

「さ、寒い…」

今は秋だ。
でも、寒い…。

「まだ寝てなかったのか、風邪ひくぞ 」

「きゃぁぁぁぁぁぁああ!!」

ぬくもりが私の体を包んできた。

「なんでそんな驚く(笑)」

「あんたねぇ
 もうちょっとましな
 声のかけ方できない!?」

「普通だろ」

真顔で、冗談を言う。
いや、冗談じゃないんだろう。

「…これは私が慣れるしかないか」

「ん??なんか言ったか??」

「ううん、なんでもないよ
 クスッ…」

蒼月のしかめた顔が可愛くて
思わず笑ってしまった。

「変なやつ」

< 39 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop