運命という名の恋
制服のデザインは
大変可愛らしいものだった。
白を中心とした生地。
襟にある黒のライン。
そしてリボン。
「可愛い!!」
ワーワーとさわいでいると
「朝からご機嫌だな」
後ろから声がきこえてきた。
「あ、蒼月!!起こしてなくてごめん!!」
「ん、許す
自分で起きたのはたまたまだ」
制服を身に纏った蒼月は
また新鮮だった。
「今日は、入学式だからな」
「そうだね...って
同い年!?!?!?!?」
「知らなかったのか??」
「当たり前だし!!」
同い年だったんだ...。
「まぁ、俺は新しい学校とか
初々しい感じしないから
なにも思わねぇけどな」
「そっか、一貫校だもんね」
「おぅ」
「唯無ー蒼月ー
行くよー」
「はーぃ!!
行こ!!」