運命という名の恋
「ちょーカッコよくなかった!?」
「いや、あれはもう...はぅ//」
「乱暴でも頼れるとこがいいよね」
「きゃぁぁーー//」
「相変わらず、蒼月様ファンは多いね」
「え、あ、うん」
「ごきげんよう、小蝶唯無様っ♪」
「なんで名前??あなたは??」
「私は、伊瀬茜(いせあかね)です」
「茜様か、よろしく!!」
「茜、でいいですよ」
「え、いいの??」
「はい♪」
「じゃー茜!!私のことも呼び捨てで!!」
「唯無、いいお友達になれそう」
茜はふわふわした栗色のロングヘアー
着物が似合いそうな純和風系女子
「あ、茜は蒼月ファンなの?? 」
「違うよ~、私は...ね」
...コソコソ
と顔を赤らめて言った。
「えぇ!!駆くん!?」
ビックリした。
まさか駆くんだなんて
「唯無、声が大きぃ!!
仲良いの??」
「あー仲いいのかわかんないけど(笑)」
駆くんのことになったら子供みたいな
無邪気な笑顔で話す茜。
思わず可愛いと思ってしまった。
本当に好きなんだなぁと思った。
でも…悲しそうな顔をしている
「わ、私の事はおいといて
唯無は蒼月様が好きなの??」
「ぅ…...実はねーーー」
私は茜に全てを話した。
「いいなぁー」
多分、駆くんのことだろう
「いやだから...(笑)」
「私達はもう会えない
でも会いたいよ…」
「…あ、茜ーーー??」
「なんでもないわ、聞いちゃだめよ」
そう笑いながら言った茜は
さっきとは別人のようだった。
「う、うん」
なにがあったんだろう、
と思ってしまった。