運命という名の恋
【陵side】
あのとき教室にいたのは
ただの偶然だ。
でもこの時、彼女を
見つけることができたのは
奇跡だと思う。
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たまたま通りかかった
トイレの前で
「蒼月様とどうゆう関係で?」
「そうよ
急に高等部から入ってきて
蒼月様はみんなのものよ
奪わないでよ」
という声が聞こえた。
蒼月、ということは
おそらく相手は
小蝶唯無、だろう
「蒼月は…」
俺は歩みを止め、
女子トイレに向かった。
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向かった先に見えたのは
数人の女子の目線にある
ただ1人の女子。
「やっぱりな…小蝶、唯無」
柊蒼月の婚約者らしいが
俺はそんなの知らない