運命という名の恋
【唯無side】
「ここかな…」
さっき会った陵に
ここに来て、
と地図をもらった。
着いた先は
生徒会しか入れない庭…
教会みたいな一軒家がある。
「すごぃ…」
入っていいのかな…??
――――――――――
キィ…っ
「お邪魔します…」
薄暗い部屋に白い電球が
たくさんあって綺麗。
奥の方で声が聞こえた。
「俺、会ったよ」
「あぁ、奪うなよ?」
「いや…ちょっとやばいかも」
この声は。
「あの~…陵、来たよ」
「あ、唯無」
蒼月と陵がいた。
「珍しいな」
そう言って蒼月は
ビックリしたような顔を
していた。
「なんでー??」
「こいつに
呼び捨てとかタメ口とか珍しい
あと陵が名前を呼ぶのも珍しい」
「失礼だな」
そうなんだ…