【短編】影とフェンス
「まぁあ二度と行きたくは無いよね…」
「へぇ~…そんなになんだ…」
「うん、そんなにだよ。
ところでミホはどうしてココにいるの??」
人の病気には興味など無かったし、
何の病気か聞こうだなんて、
考えた事も無かった。
でもミホが、
どうしてココにいるのか気になった。
それ程までにミホは、
普通の人間に僕には見えたから。
でも後になって聞いた事を後悔した。
この世界の誰もが、
生きている価値を見い出そうと、
生きる術を探しているのに…
「私??…」
少しの沈黙を挟んだ後、
ミホは左腕の包帯を外した。
「へぇ~…そんなになんだ…」
「うん、そんなにだよ。
ところでミホはどうしてココにいるの??」
人の病気には興味など無かったし、
何の病気か聞こうだなんて、
考えた事も無かった。
でもミホが、
どうしてココにいるのか気になった。
それ程までにミホは、
普通の人間に僕には見えたから。
でも後になって聞いた事を後悔した。
この世界の誰もが、
生きている価値を見い出そうと、
生きる術を探しているのに…
「私??…」
少しの沈黙を挟んだ後、
ミホは左腕の包帯を外した。