恐愛同級生

「……――ねぇ、三浦君!」

思わず彼を呼び止める。

三浦君はゆっくりとした動作で振り返った。


「本当に……三浦君は……――」

ストーカーじゃないの……?

そう聞く前に、三浦君が答えた。

「ストーカーは俺じゃない」

「そっか……。疑って……ごめんなさい。話も聞かずにずっと避けて……ごめんね」

まだ100%三浦君がストーカーではないと言い切れる自信はない。

だけど、どこかで三浦君がストーカーではないのかもしれないという気持ちも芽生え始めた。
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