恐愛同級生

「翔君ってば心配しすぎだってば~。保健医の先生もしばらく戻ってこないって言ってたじゃん。今授業中だし誰も来ないって」

保健室に誰もいないと思い込んでいるのか、ヒソヒソ声を辞めた女の子。

その声を聞き、拳に力がこもる。

ねぇ、何してるの?

そこでいったい何してるの?

ベッドのそばまでそっと歩み寄り心の中で問いかける。
< 127 / 303 >

この作品をシェア

pagetop