恐愛同級生

「くっくっくっ。痛みでもう何も考えられないだろう。でも、三浦が全部悪いんだぞ?俺と莉乃の関係を壊そうとするから」

「……関係を壊したのはお前だろ。自分の彼女をストーカーするなんてどういう神経してんだよ」

「ふんっ。バカを言うな。俺は莉乃のストーカーじゃない。俺は知ってるんだ。三浦がストーカーだと。お前以外考えられない」

「俺は……ストーカーじゃない。もしお前が本当にストーカーじゃないとしたら、真犯人は一体誰だっていうんだ……」

「何を言ってるんだ。お前が犯人だ。お前がストーカーだ。莉乃を怖がらせて、俺と莉乃を引き離したのはお前だ!!!!!!」

五十嵐はそう叫ぶと、ナイフを振り上げた。

怪しく光るナイフの先に神経を集中させる。
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