恐愛同級生
「俺、確かにお前のことが好きだけどストーカーじゃねぇから」
「ストーカー……?何のこと?」
三浦君の口から出た言葉に昨夜のラインがよみがえる。
誰かに見られているような恐怖。
その恐怖は今もなお心に刻み込まれている。
「さっきから、すげぇビクビクしてんじゃん。俺が何かすると思ってんだろ?」
「別にそういうつもりじゃ……」
心の中を見透かされているみたいな居心地の悪さに思わず苦笑いを浮かべる。
「単純な奴。思ったこと全部顔に出るんだな。つーか、俺、嫌われすぎだな」
三浦君は呆れたように言うと、どこか寂しそうに笑った。