恐愛同級生

「やっぱり……あたしの思い違いだよね……」

保健室のベッドに横になりながらポツリとそう漏らす。

あのラインを送ってきたのは三浦君かもしれないと疑っていたけれど、やっぱりあたしの思い過ごしだろう。

彼に呼び出されてビクビクしていたけれど、彼はあたしに危害を与える気はなさそうだった。

それに、結果的には保健室まで連れてきてもらったことになる。

あたしは一呼吸つくと、握りしめていたスマホの電源をONにした。

昨日の夜からずっと電源を切っていたスマホ。

起動するまでがとても長い時間に感じられた。
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