俺は、兄貴と同じ恋をした


「え、あの、カラオケいいんですか?」


「あぁ、別に、大丈夫だよ。」


男の子はさっき女の子に向けていた笑顔を私にも向けた



「いや、別に、
一人でも大丈夫なので…… 」



今さっきはじめてあったばかりだし、チャラそうだしお気持ちだけいただくことにした。


すると、何故か男は目を少し見開く。
そのあとは口角をちょっとあげて




「お前、おもしれー。」




そう言ったんだ。






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